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Vol.2 長期投資に必要なのは【マインド】!?

 

こんにちは。前回のVol.1で「投資とは何ぞや」ということが、大まかに分かったような気がしているライターの前岡侑希です。

2回目のテーマとして船橋代表が切り出したのは

「長期投資のマインド」

投資を続ける上では、兎にも角にも、これが最も大切だと言います。

 

投資を続けるにはブレない「マインド」が不可欠!

船橋「20~30年の長期投資をしよう!と始めても、実は、日本では平均2、3年でやめてしまうんですよ」

前岡「え。さすがに短すぎません?」

船橋「2、3年と知ったときには衝撃が走りました…。その理由について、米国のファイナンシャルプランナーが言うには、『日本人が思うリスクは、本来の投資のリスクとは異なる』からだと」

前岡「異なるとは?」

船橋「前回お話した通り、リスクを最小限に抑えるために長期投資をします。だから、本来の投資の最大のリスクは、積み立てをやめてしまうこと。しかし日本では、株価が下がったときに、これ以上損をしたくないといって手放してしまう人が多い」

前岡「前回お聞きした、一喜一憂して株を動かしてしまうケースですね!」

船橋「そう。日本では株価が下がることがリスク、つまり危険と感じてしまっている人が多いんです」

船橋「市場(マーケット)で売り買いをしていく中では、株価が下がるリスクがあるからこそ回復する時のリターンがあり、利益になります。長い目で見れば、下がった後は勝手に上がっていきます。投資を続ける限り、リターンは何度も訪れるんです。しかし、リターンの楽しみよりもリスクが怖いと匙を投げてしまう。なぜかというと『投資のマインド』を持てていないからです」

前岡「お、今回のテーマが出ましたね! 人はどうしても心が弱いから、下がったら大損するんじゃないかって不安になっちゃいますよね…」

船橋「これは一つの考え方なんですが、例えばスポーツの世界であれば、1度きりの勝負に勝つためにリスクを冒したプレーを選択したりしますよね。でも投資は毎日上がったり下がったりする。長期投資は、365日×30年=10,950試合の勝負なんですよ。1試合で心が折れたりしていては身が持たないし、全勝を狙うなんてありえないですよね。だから、1試合で一喜一憂しないマインドを持つことが必要なんです」

前岡「スポーツの例え、すごく分かりやすいですね! でも、一喜一憂しちゃダメだよってこと、インターネットや書籍で目にすれば分かりそうな気がするんですが。平均2、3年でやめてしまうって、よほど、このマインドが広まっていないということですか」

船橋「巷で出回っている書籍や投資話は、FX(短期トレード)のものが多いんですよ。要は『投機』ですね。機が熟したら売るというもので、このマインドは長期投資には生かせません。本屋さんで長期投資に関する書籍を探しても、分厚くて難しい本ばかりです」

前岡「なるほど、そういうことなんですね。確かにそれだと、自分でいろいろと調べたくなりますね。そして、どうすればいいのか迷子になる気持ち、分かる気がします…」

船橋「迷子になって立ち止まるならまだしも、迷って違う方向へ走り出してしまうんですよね。そうならないために、私たちのようなコンサルタントが存在し、フォローやサポートをさせていただいています」

船橋「今回の新型コロナウイルスの影響による大暴落でも、慌てず、騒がず、落ち着いて次のリターンを待つ。しっかりとしたマインドを育てて、安心して投資を続けられる人を増やしていくことが必要なんです。ブレない根っこみたいなものを育てた後に、長期投資を始めるべきだと思います。ちなみに、私たちがサポートさせていただいている方の中で、今回のコロナ渦の時に不安がって連絡してこられた方はいません」

前岡「ということは、長期投資を始めたいと言っても、すぐにスタートさせてくれないんですか?」

船橋「いきなり始めていただくことはしません。いろいろとお話をさせていただいて、しっかりとマインドが出来上がってからになります。というのも、理解したつもりでも暇な時間ができたら、つい気になって調べたりしちゃうもんなんですよ。そして、自らリスクを負う方向へ向かってしまう…と言いますか」

前岡「私は全然気にならないかも(笑)。でも普通は気になって見ちゃうか…」

船橋「前岡さんみたいなタイプは、逆に(?)安心ですね(笑)。中には投資が面白くなってきて、ご自身で知り得たことをどんどん質問をしてきてくださる方もおられます。タイプは人ぞれぞれです。しっかりとしたマインドを保って投資が続けられるように、数ヵ月に一度は保全活動として現状での相談事を受けるなど、サポートを行うことが大事だと感じています」

 

売り時が高くても×!「ドルコスト平均法」はバランスが命

船橋「さて、マインドについてお話を終えたところで、今日は前岡さんにちょっとしたゲームをしていただこうと思います」

前岡「ゲームですか! え~難しくないですか~」

船橋「大丈夫。普段、私たちが開催しているセミナーでは1部で投資の概要をお話して、2部ではいつもゲームをしているんです。個人の方へ説明するときも必ず使用しているものです」

前岡「分かるかな~。どきどき。頑張ります!」

船橋「では、ゲームの前にひとつ説明があります。りんご屋さんになってください。りんごを仕入れられる予算は10,000円です。1年目は1個100円でした。何個買えますか?」

前岡「100個です(ホッ簡単)」

船橋「2年目は1個50円まで価値が落ちてしまいました。同じく仕入れ値は10,000円で何個買えますか?」

前岡「200個です(これも余裕)」

船橋「3年目は1個200円まで高騰しました。ここで買えるのは?」

前岡「50個です(あ、簡単な質問ばかりだった)」

船橋「その通り!」

前岡(良かった、全部答えられた…)

船橋「3年目に1個200円で350個を売ると、70,000円ですね。利益はいくら出ますか?

前岡「元本は30,000円だから…40,000円の利益が出ます

船橋「そう。このリンゴのように価格が変動する商品を、一定の金額で定期的に購入し、高く売れるタイミングで売る手法のことを『ドルコスト平均法』といいます。長期的な資産形成として有名なんですよ」

【ドルコスト平均法の例】ある金融商品を毎月2万円ずつ10回購入し続けた例

出典:アクサ生命株式会社

最も価格の高かった3回目では1.5口の購入だが、最も価格の低かった8回目では、10口購入できている。結果、投資元本20万円に対して、評価額は21万8,400円。最終的に価格が下がっていても、長期的に資産形成を行うことによって、価格変動によるリスクを低減させている。

 

船橋「では、この『ドルコスト平均法』を頭に入れた上で、こちらの表をご覧ください」

出典:ドルコスト平均表協会

船橋「5年間投資した時、何色のグラフが最も利益が出るでしょうか?」

前岡「(ここからが難しいのか…;)う~~~~~ん、、、、」

前岡「赤! 1~2年目が低いけど、その後かなり上がっているので…」

船橋「お見事!正解です。勘がイイですね。これなかなか当たらないんですよ」

前岡「やった!!」

船橋「では次。10年間ではどうでしょうか?」

出典:ドルコスト平均表協会

前岡「うわ~分からんなー!えー、ピ、ピンク…?」

船橋「残念、実は10年間でも赤なんです。青やピンクは価格は高いですが、最低でも75円ほどなのであまり口数を買えていないんですね」

前岡「あーそうかそうか! 赤はたくさんリンゴが買えていて、10年にちょうど高くなってますね

船橋「では次。15年間ではどうしょう?」

出典:ドルコスト平均表協会

前岡「これもしかして、水色なんじゃないですか? 10年から13年、めちゃくちゃ低いですよね。凄くたくさん買えているはず

船橋「鋭い!そうです、水色なんです。だんだん分かってきたようですね!」

前岡(得意げ)

船橋「では最後、20年です」

出典:ドルコスト平均表協会

前岡「分かりましたわ。これ、さては黄緑ですね。18年が凄く低いですもん。そして、長期になるほど、価格が高くなくても口数が増えているから利益が出るはず」

船橋「大正解!素晴らしいです」

前岡(私もしかしてセンスあるんじゃ…//)←すぐ調子に乗る

船橋「こちらが20年間での成績です」

出典:ドルコスト平均表協会

船橋「黒が通し元本で、もっとも平均的だったオレンジでも、元本より高くなっています」

前岡何もやらないより、やった方が良いということですね!」

船橋「そして実は、米国は赤のような価格変動をします。水色や黄緑といった価格が低いのは発展途上国なんです」

前岡「価格が下がれば口数をたくさん買えるから、大丈夫ということですね」

船橋「そうです。口数×価格が1:9でも8:2でもいいから、バランスが大事ということです」

船橋「また、米国はまさに赤のグラフのように、過去30年で10倍の価格にまで高くなっています。インターネットでも米国がいいとたくさん書いてあり、今後も上がり続けるに違いないと思っている人が多いんです。この思い込みこそが、失敗の元。今回のコロナによる大暴落に恐れて、『もうトントンでもいいや』と売ってしまった人が大勢います。冒頭でお話した『投資のマインド』がないから、リスクとリターンに心が付いて行かなかったんですね。このタイミングで『ドルコスト平均法』を持ち合わせていれば、価格が低い今こそ多くの口数を買えるチャンスだと気付くことができます」

前岡「うわぁ、知っているのと知らないとでは雲泥の差ですね…」

船橋「この投資家としての心理を持っておけば、今後、積み立て投資家の独壇場になると思います」

前岡「独壇場…! 売るという視点だけではなく、仕入れるというお店側(りんご屋)の視点を持つことが大事なんですね」

船橋「そうです。肝心の何を買うか(投資先の選択)については、またこの先でご説明しますね」

前岡「はい、よろしくお願いします!」

 

 

前回「一喜一憂はタブー」と聞いていたので、心持ちが大切ということは理解していました。

それにしても、長期で続けるつもりでも平均2、3年で手放してしまうという現状にびっくり。

「投資は心が9割です」という船橋社長の言葉が印象に残りました。

また、「リスクがあるからリターンがあるよね」と言うと、

ギャンブルと同じだと誤解をされるケースがあるようです。

ギャンブルにはリターンがあるかなんて分かりませんし、全く違いますよね。

むしろ長期投資は自分ともう一人、二馬力で働いてくれている」

まるで、働き者の相棒のような存在なのかもしれません。